撮影のプロに「依頼して良かった」と思われる理由 Vol.2-カメラバッグとパッキングの秘密
2026-07-30
スタッフブログ
みなさん、こんにちは!
「あなたのミカタ」で写真・動画撮影を担当しているカメラマンの小林です。
突然ですが、みなさんは「ついつい集めてしまうもの」ってありますか?
私の場合、昔からなぜだか無性に「カバン」が好きなんですよね。
理由を語りだすと長くなるのですが(笑)
用途や形が違うカバンを見るとワクワクしてしまって、これまでも色々なバッグを手にしてきました。
そして当然のように、カメラマンになってからの「カメラバッグ」もその例に漏れず、気づけばかなりの数を所有しています。
ですが、これらは決して眺めて楽しむためのコレクションではありません。
撮影現場の環境や移動手段によって「その日の最適解」が全く異なるため、すべて現場で徹底的に使い倒すための実用主義なラインナップなんです。
「たかがバッグでそんなに変わるの?」と思われるかもしれません。
ですが、現場に合わせたバッグ選びと、その中身のパッキング(整理整頓)は、実は「撮影当日の忘れ物ゼロ・トラブルゼロ」と「準備の圧倒的な速さ」に直結しているのです。
今回は、私が現場で「お客様の時間を1分1秒も無駄にしない」ために、どんな基準でバッグを選び、機材を詰め込んでいるのか、私のバッグ愛(?)と共にお届けします!
現在メインで使っているバッグは、開けた瞬間にすべての機材がどこにあるか1秒で見渡せるように設計されているのですが、まずは私が現場で使い分けているバッグのタイプからご紹介しますね。
撮影現場に合わせて使い分ける、私のバッグたち
撮影の規模や場所、移動手段によって、私はいくつかのタイプのカメラバッグを使い分けています。それぞれの特徴を簡単にご紹介しますね。
◆ キャリーバッグタイプ
一番「プロのカメラマン」としてイメージされることが多いのが、このゴロゴロと転がすキャリーバッグではないでしょうか。
※たくさんの機材を一度に運びたい時や、新幹線移動、平坦な道が多い現場で活躍します。
こちらは、たくさんの機材を一度に運びたい時や、新幹線での移動、そして移動ルートに平坦な道しかないと予想できるときに好んで使っています。
◆ バックパックタイプ(リュック)
次に私がよく使うのが、背負うバックパックタイプです。
※階段や山登りのような悪路でも、両手を空けて安全に移動できます。
階段が多い場所や、ちょっとした山登りが発生するようなアクティブな現場でも、これなら両手が空くので安心です。
…ただ、カメラ機材は精密で重いので、背負うとやっぱり肩にずっしりきます(外での撮影は意外と体力勝負だったりします)。
◆ ショルダーバッグタイプ
そして、サブバッグ的に使うことが多いのがショルダーバッグです。
※撮影中にサッと小物を取り出せる手軽さが魅力です。
特に小さめのショルダーバッグは、現場での撮影中に細かな予備パーツや備品を入れておき、動き回りながらすぐに取り出すためのツールとしても大活躍してくれます。
どこに何があるか一目でわかる「定物定位」のルール
どのバッグを使うときでも、私が一番重要視しているのが「定物定位(ていぶつていい)」。
どこに何があるかを一目で把握できるように、独自の整理整頓術を駆使しています。
撮影内容によって、その日に持って行く機材の組み合わせは毎日バラバラです。
それでも、バッグを開けた瞬間にすべての機材がどこにあるか1秒で把握できるように、ジャンルごとの収納場所(定位置)は完全に固定しています。


カメラバッグの内側は、マジックテープ式の仕切り板をミリ単位で細かく調整し、それぞれの機材がガタつかずにぴったり収まる「専用の小部屋(住所)」を作っています。
※自分の部屋の整理は全然できないんですけどね…苦笑。
すべては、限られた撮影時間を最大限に楽しんでもらうため
「どうしてそこまでバッグのパッキングにこだわるの?」と思われるかもしれません。
これは、準備の速さに直結するからです。
現場についてから機材をセッティングする時間を少しでも短縮できれば、そのぶんお客様との撮影そのものにたっぷり時間を割くことができます。
さらに、このこだわりは実際の撮影中にも大きなメリットがあります。
レンズ交換やバッテリー交換が必要になったとき、カバンの中を探る必要がありません。
そのため、お客様と楽しくおしゃべりをして、目を合わせたまま、手元を見ずにレンズをサッと交換するなんてこともできてしまいます。
撮影の心地よいテンポを途切れさせず、スムーズに進行できるので、被写体になってくださるお客様の表情や体調に、私も100%気を配ることができるんですよね。
お客様がせっかく大切な時間を割いてくださった特別な日だからこそ、その1分1秒を無駄にせず、最高の時間にしていただきたいという思いを込めています。
何があっても撮影を止めない、0.5秒の「バックアップ体制」
もうひとつ、私の現場で絶対に欠かせないルールが「予備機(バックアップ)の用意」です。
どんなに大切にメンテナンスをしていても、カメラは精密機械。
万が一、撮影の途中で機材が突然へそを曲げて動かなくなってしまう可能性はゼロではありません。
ですが、私のバッグには常に予備機がスタンバイしています。

もしもの時も、わずか0.5秒で予備機に切り替え、何事もなかったかのように撮影を続行できます。
予期せぬ機材トラブルでお客様の大切な撮影日を台無しにすることは、プロとして絶対に避けるべきことだからです。
「小林さんに頼めば、何があっても絶対に大丈夫。」
そう思っていただける安心感を、このカメラバッグひとつにぎっしりと詰め込んで、私は毎日現場に向かっています。
移動のときは、まさかの「三段積み」?
そんな頼もしいカメラバッグたちですが、実際の大きな現場に向かうときは、これらを複数組み合わせて移動します。
※新幹線移動のときはこのようにスタックして持ち運ぶこともあります。
キャリーバッグの上にさらにバッグを重ねて、こんなふうに「三段積み」にしてゴロゴロ運ぶこともあります(さらに背中には別のリュックを背負っていたりします)。
私は東京と大阪の拠点を頻繁に行き来するため新幹線での移動も多いのですが、この超巨大な荷物を安全に置くために、座席は決まって「一番後ろの列(座席の後ろに荷物スペースがある席)」を指定しています(笑)。
撮影のご相談は、お気軽にどうぞ。
「どんなイメージにしたいか、まだぼんやりしている」という段階でも大歓迎です。😊
さて、次回はさらに現場の裏側に迫る「撮影画像のモニタリング術(クライアントモニターなど)」についてお話しします!
撮った写真をその場でどうやって確認しているのか、スムーズな仕上がりの合意形成の秘密をお届けしますので、お楽しみに。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!
(このブログでは、現場でのマニアックなこだわりをテーマを変えてシリーズでお届けしていきます。カメラ好きには堪らない記事になっているかと…)